L'Artisan Parfumeur【ラルチザンパフューム タンブクトゥ】
私との出会いは今から遡ること10年前。神戸のバーニーズニューヨークでした。
特にフレグランス目的でなく入ったのですが
店内に並ぶ素敵な瓶、香りに引き寄せられ、
私は初めてメゾンフレグランスという存在を知りました。
この時はその隣にもペンハリガンのフレグランスが並んであり
ラルチザンパフュームのタンブクトゥ、
ペンハリガンのオーパス1870、エンディミオンの3つで散々悩んだ挙句
オーパス1870を連れて帰りました。
その後エンディミオンも使ったのですが、ラルチザンパフュームとは中々縁がなく
お店で嗅ぐことはあっても今まで使うことはありませんでした。
しかし先日ふっと10年前のあの時嗅いだ香りが蘇り、衝動的に使いたいと思い
先日ラルチザンパフュームデビューしました。
もっと早くに纏えばよかったと思うくらいやはりいい香りのタンブクトゥ♪
ブランドの紹介です…
「ラルチザン パフューム」とは、フランス語で「香りの職人」という意味で
1976年に香りの化学者ともいえる調香師、ジャン・ラポルトがパリに創業した
フレグランス・メゾンです。
創業にあたりジャン・ラポルトが目指したのは、最上の素材と独自の調香にこだわり、
自然にインスパイアされた今までにない香りを創造することで
ラルチザン パフュームのクリエーションは瞬く間に、真に香りを愛する人々や
本物を求めていた人たちの心を捉えていきました。
そしてタンブクトゥは調香師ベルトラン・ドゥショフールによって2004年に誕生しました。
香りのルーツは、西アフリカのマリに伝わる“恋人を虜にする香料”
マリの女性たちが髪や肌につけていたもので、花々の根、樹脂、スパイスをブレンドした
愛と官能を引き寄せるという伝統的なアフリカの香料に魅了され、
運命的な出会いから誕生したフレグランスみたいです。
付け始めは刺激的なスパイスやお花が静かながらもシャープに香り立ち、
しばらくすると、まろやかでクリーミーな甘さが、あたたかでしなやかな印象になり
柔らかでセンシュアルな香りが美しく残ります♡
下半身につけ、目立たず、センスよく、色気として纏うと素敵なフレグランスです♪
そしてこのラルチザンパフュームの嬉しいところは香水瓶の蓋の演出まで隠れています。
少しだけ重厚感のある蓋を閉めるたび、キンってシックで小気味良い音がなり
それは高級車の扉を閉める時になる独特の”音”に近いです。
音響心理学というのかその音がするだけでもこのブランドのエスプリが見えた瞬間でした。
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